アプリ開発記その2 情報収集
プログラミングは以前C++やDirectXをいじってテトリスやブロック崩しのようなゲームをつくって遊んでいた時期があったのだが、それも6年近く前のこと、かなり忘れている上に、C++なんてそもそも低級言語すぎて使いにくい(ほんとは高級言語なのだろうが、僕にとっては低級です、C++ファンのみなさん、みなさんのことは尊敬しております)
そこでぼくは簡単にプログラミングができてアプリもすぐに作れそうなJavaScriptとMonacaを選ぶことにした。
さて、次は何を作るかという問題がある。なにぶん最初のアプリだし、デザインの技術はまったくない僕だから、インターフェースが単純な機能を提供するだけのアプリがいい、そういった条件をもとに考えた僕は、暗算アプリがいいんではないかと思った。
暗算をするだけのアプリならインターフェースは電卓みたいにボタンと計算式を配置するだけでいいのだ。
しかし、暗算といってもフラッシュ暗算のような難易度の高い暗算は自分にも解けないし、すでに多くの類似アプリが公開されている。
どうせ作るなら独自性の高いもの、そして自分でも利用したいとおもえるものを作りたい。
そこでひとまず僕はGoogleで暗算のコツを調べたり、暗算法について書かれた書籍を読み漁りながら、アイデアを膨らませていった。
暗算は、僕も日本の教育を受けているので、いままで何回もしたことがあったが、より効率のいい方法をしようとは考えなかった。ちょっと複雑な計算になれば筆算で、より複雑になれば電卓ですればいいからだ。
だから暗算のやり方を書いた書籍は興味深く読むことができた。
考え方を変えるだけで実は複雑な計算も簡単にできることがあるという面白さ。
この面白さを感じさせる要素は取り入れようと思った。
□参考書籍
アプリ開発記その1 きっかけ
僕はいま、とある工場で派遣社員として働きながら、MonacaというHTMLやJavaScriptのみでスマホアプリが作れるサイトを利用してアプリ開発をしているのだが、ここではそのきっかけについて記していきたい。
あれは今年の春のことだった。
僕は27歳を手前にして焦りを感じていた。なぜなら僕は高卒で、派遣社員で、職歴も学歴もない、ある意味ぴかぴかの26歳だったからだ。
もちろんもっと以前から定職を見つけなければ、とか、手に職をつけなければ、という思いはあったし、行動をしたこともあったのだが、対人関係に不得手な僕はうまくいかず、挫折し、開き直って「筋トレしてマッチョになって肉体労働で暮らしていこう」とか考えたりしていた。
しかし、27歳を手前にしたとき、そんな安直な考えではこの先やっていけないと気が付いてしまった。やはりあと3年で30歳という事実が僕にとっては重い事実だったのかもしれない。
だからといっていまさら就職なんてできるはずもないし、できたとしてもどうせブラック企業につかまるだけだろうとも思った。
そんなことだったら、自営業のほうがいい、自営業をするなら以前プログラミングの勉強をしたことがあったから、それを生かしてなにかできればいい!
そうしてぼくは、アプリ開発を始めたのだった。
注)このカテゴリはシリーズものになります。